リウマチに関しましてさらに詳しく!

①関節リウマチとはどんな病気ですか?もっと詳細に教えてください!

 関節・骨・筋肉・腱などの身体の支持組織において炎症が起こる結果、痛みやこわばりを来す病気を総称して「リウマチ性疾患」と呼びます。関節リウマチという病気をご存知でしょうか?関節リウマチもリウマチ性疾患の一疾患です。日本人の関節リウマチ有病率は、およそ0.6%(人口1,000人当たり6人)と言われており、有病率の高い疾患です。関節リウマチは主に手足の関節に炎症が起こり持続する病気です。炎症が長期に持続すると、その影響で関節が破壊されて変形してしまう可能性がある病気です。決して軽い病気ではありません。


②手足の関節以外の問題

【アミロイドーシス】
 炎症が長期に持続すれば、アミロイド蛋白という溶けにくい蛋白質が全身臓器(腎臓、心臓、消化管など)に沈着して障害がでるアミロイドーシスという病気も発症する可能性があります。関節だけが障害される病気ではないという認識が重要です。アミロイドーシスを予防するためには、発症早期からリウマチ専門医による診療を受けることにより、関節リウマチの病状を安定させることが必要です。

【間質性肺炎】
 関節リウマチに間質性肺炎を合併する場合があります。当院では、初診患者様い対してはリウマチ専門医(内科系リウマチ専門医=膠原病内科医)による間質性肺炎のスクリーニング診断(胸部CT検査)も行っております。

【薬剤性肺炎】
 DMARDS(抗リウマチ薬)であるMTX(リウマトレックス、メトレート)、BUC(リマチル)、LEF(アラバ)などは薬剤性間質性肺炎を発症する可能性があります。薬剤性間質性肺炎は時として重症化するため、それらの内服薬を服用する患者様はリウマチ専門医(特に内科系リウマチ専門医=膠原病内科医)による診察が勧められます。

【薬剤性胃腸障害】
 関節リウマチの患者様は、DMARDS、NSAIDS、ステロイドなどを服用されています。これらの薬剤では、他の薬剤と比較して、薬剤性胃腸障害を発症する場合が多いと言われます。当院では薬剤性胃腸障害を発症された患者様でも消化器内科医師(田中道弘副院長、消化器内科医、消化管内視鏡専門医)による診察を行っております。

③リウマチは膠原病の一種と聞きました。膠原病って何ですか?

身体の抵抗力(白血球がその役割を示す)が外から侵入してきた異物(アレルギーの元、カビ、細菌、ウイルスなど)に対してそれらを追い出すために反応を示すことを免疫反応と言います。その免疫反応が自分の身体に間違って向かってしまう事を自己免疫反応と言い、それを引き起こす疾患を「自己免疫疾患≒膠原病」と呼びます。
 関節リウマチは、膠原病の中で関節をメインに障害を起こす疾患の一つです。全身倦怠感(だるい、力がでない)、朝の関節のこわばりや痛み、微熱など、感冒様症状(風邪のような症状)や関節リウマチを疑うような症状で診察したところ、膠原病内科医の診察・検査によって膠原病と診断される場合があります。
 当院では、比較的軽症から中等症の関節リウマチの診察に携わっております。そのため、関節リウマチ疑いで紹介されたり、初診で受診された患者様の中で、重症の関節リウマチ(悪性関節リウマチもその例)や膠原病を疑う患者様に関しては膠原病の専門的な精査加療のため、大阪医科大学付属病院第一内科リウマチ・膠原病内科をはじめとした特定機能病院への積極的な紹介を心掛けております。

膠原病は全身の臓器障害に進展する病気が多く、以下の疾患が特定疾患(難病)の代表例です。
 悪性関節リウマチ/アレルギー性肉芽種性血管炎/Wegener肉芽腫症/SLE(全身性エリテマトーデス)/強皮症/結節性多発性動脈炎/顕微鏡的多発性血管炎/MCTD(混合性結合織病)/シェーグレン症候群/側頭動脈炎/大動脈炎症候群(高安病)/多発性筋炎・皮膚筋炎

 当院のリウマチ専門医では、膠原病内科医である小谷卓矢医師(大阪医科大学付属病院第一内科リウマチ・膠原病内科常勤医師、リウマチ専門医、総合内科専門医)の診察により、関節リウマチ・膠原病の外来レベルでの鑑別診断を行っております。